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多根道歩きの花木を紹介してきたが、目的はすべて この花を探しにです  私のお宝 ⑩

2025-03-01
 今日から三月 例年になく寒い日が続きましたね
3月は立春からひと月ほどが経ち、草木が生い茂ってくる季節です。
 昨年の10月から始めたブログ いつまで続くやらと思い綴ってきましたが、5か月も続きました。決して珍しい花木ばかりを紹介してきたわけではありません。
 三月最初は なかなか見つけられないきわめて珍しい お宝の花から紹介します。

2023.5.5 葉の表面は濃い暗緑色 1花に1葉です
2023.5.5 葉の裏は濃い赤紫色 非常に特徴のある葉です
 山野草の観察記録においては 小牧旌先生の著書「加賀能登の植物図譜」を超えるものはない。
その先生の一番弟子であるT女史(いずれも故人となりましたが)の膨大な観察記録が私の手元にあるが尋常なものでない。記録をもとに ひとつひとつ探し回って整理しているが、とてもおよぶものではありません。
T女史が一番好きだと言っていた花がこれです。 
石動山にあると記録されていましたが、私が石動山へ何度も足を運ぶのは、すべてこの花を探すのが目的でした。
 初めて見つけた時の感激は言葉では言い表せないくらいのものでした。
誰にも見つからず そっと静かに咲いていてほしいと願うばかり
 5月はまだ葉だけだったが 今年も見られそうでうれしく思いました。 花は6月に咲きます。 明日へ

ヒトツボクロ

2025-03-02
なんてチャーミングな花であり 名前だろう  「一番好きな花」といっていたチャーミングな彼女を思い出す
ヒトツボクロ 石動山 6月中旬
  以上 石動山多根道で見られた花木を紹介しました。
もっともっとたくさんの色々な花木があります。渓流沿いに進む山道はとても素敵なところで、山の好きな方ならぜひ知ってほしい所だと思います。
でも ヒトツボクロの在りかは教えられないかな(^^♪

石動山編その2. 大窪道

2025-03-03
日本歴史道百選に選ばれた道であるが、歩く人は少ないようだ 2018.12.13
 12月の晴れ渡った日 今日はきっと立山連峰がきれいに見えると思い出かけた。 大窪道は石動山への一番大きな参詣道であった。
麓の大窪集落から登るが、昔、登った時は4~5軒ぐらいはあったと思うが、この時はもう廃村状態となっていた。大窪大工といえば、石動山関係の建物や五箇山の合掌造りに関わり、大窪大工といえば有名であった。

今日3月3日は桃の節句。
「桃には百鬼を制する神秘的な力がある」 と言われています。
2018.12.13 12月にしてはおだやかな晴れ渡ったいい日だった
まず 赤い実が目に入った マルバノホロシ(ナス科)です
下の3種はナス科で、実だけを見ると、よく似ていますが違います。葉の形、実の柄の形が違うし、また、実の出どころも違います。何度も見て観察しないとわからないが 野草観察のだいご味かな(^^♪
マルバノホロシ 2019.1.6 佐々波漁港から城山へ  やや少ない
ヒヨドリジョウゴ 2019.1.6 佐々波漁港から城山へ これが一番多く見られる
ハダカホオズキ 2018.12.2 田鶴浜 奥山峠 実は葉腋から出、2個ずず垂れ下がります 少ない
次に黒い実が目に入った ヒサカキ(ツバキ科)の実です
次に鮮やかな青い実が目に入りました ジャノヒゲ(ユリ科)素晴らしい色合いですね
また、赤い実に出会いました これはツルウメモドキですね
黄色の実も見つけました ヘクソカズラ(アカネ科)の実です

裸木の美しさ

2025-03-04
この時期、裸木の美しさが目につき、また、木肌の微妙な美しさに目が向くようになったのもそう遠くではない
2018.12.13 大窪道
 右手前から奥へ3本 木肌、色合いが違いますが、すべてミズナラの木です。手前から順に若木から成木へときちんと並んでいますね
その奥に実をたわわにつけた木が見えます。遠目ではっきりわかりませんが、色合い、全体の形の雰囲気からしてカマツカの木かなと思います。
ミズナラ 2018.12.13 大窪道
 ブナの木と並び樹木の主役の座に君臨するミズナラの木。
ブナの木はすらりと高く伸びた幹から、細いけれどもしなやかな枝が何本も分岐していく姿がスマートでやさしい印象をうける。
一方ミズナラの木は色合いも黒く、そして、太くてごつい枝を幹の下部からドシドシ分岐して枝ぶりも大きく広がる姿は、観る者をねじ伏せるような気迫があり、貫禄、威厳を周りにまき散らしている迫力が感じ取れます。
 ブナの木はいろいろな気象条件に合う所でないと育ちませんが、ミズナラの木はいかなる条件のもとでも育ちます。
いずれが好きかと問われれば、「どちらも好きだ」と答えるしかありません。
「ブナの木を観よう」というツアーや観察会はあるけれど、「ミズナラの木を観よう」と言うのがないのはおかしいね (^^♪
2018.12.13 大窪道 ミズナラの若木は樹皮がペラペラとむしれる
2018.12.13 大窪道 生長すると色は黒褐色となり、このような低い位置から太い枝を出す。それにしてもこの枝は太いね~           

木肌の美しさ

2025-03-05
2018.12.13 大窪道 ブナの木もたくさん見られました
木肌を覆う「地衣」の絵模様  地衣類はキノコやカビなどの菌類に近い 青鈍色に見えるのはウメノキゴケの類か
2018.12.13 ブナ 大窪道
2018.12.13 ケヤキ 大窪道
雑木林で普通に見られる木
イヌシデ 2018.12.13 大窪道 縦縞が特徴の木だが、生長するにつれて交差して、網の目状のきれいな文様になる
アカシデ 2018.12.13 大窪道 生長ととに筋骨隆々なゴツゴツとしてくるが、これはまだ若いね~
2018.12.13 大窪道 ほんのわずかだがオレンジ色の実が残っていた カマツカ 樹形が 美しい  
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