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鑓水観音山から鍋谷への鉄塔路 その3.
2025-02-15
林道沿いには たくさんのウツギ(空木)の花が出迎えてくれました。別名「卯の花」
旧暦の4月は卯月 「卯の花が咲くころ」が由来だそうです。
枝を折ると中が中空でストローのようなので 和名は空木というのかな
幹は株立状で枝先に円錐花序の白い5弁花の花を多数つけます。
唱歌「夏は来ぬ」でも歌われているように 初夏を彩どる花木で、私の好きな花木のひとつです。
卯の花の、匂う垣根に~~ おんちだからやめとこう
ウツギの花とスイカズラの花が仲良く並んで出迎えてくれました。
スイカズラは咲き始めは白く、やがて黄色に変わります。両方の色が混じって見えますね このことより「金銀花」とも言われています。つる性木本です。
細長い花筒の奥に甘い蜜があり、昔は子供がよく吸ったということでスイカズラと言われたとか。
ためしに吸ってみたが何も甘い味はしませんでした。しかし、いい香りだ。

身近に見られるシダ その①
2025-02-16
オシダ科ヤブソテツ属のヤブソテツ、オニヤブソテツ
ヤブソテツは日本では最も身近に見られるシダ類で、広く山野の林下に生えています。常緑です。
藪や繁みの中にソテツ(蘇鉄)に似た葉を広げることから ヤブソテツ(藪蘇鉄)
つやのない灰白色の葉で羽片の数が多く(15~30対前後)て細長いシルエットが特徴です。
オニヤブソテツの葉はヤブソテツに比べて、分厚くて硬く、羽片も短く、数も少ないです。また、テカテカとした光沢があり、海岸近くに多いです。
ときに大型歯牙のあるキレハヤブソテツ(右図)は比較的稀です。
―シダのくらし― 常緑・夏緑・冬緑
シダは1年中緑の葉を見せてくれる常緑性のものばかりではありません。
冬に枯れる(夏緑性)もの、夏に枯れる(冬緑性)ものなどがあるうえ、気候との関係で地域によってそれらが変化するものがあります。
―葉の切れ込み方―
切れ込みがない場合は全縁(ぜんえん) 縁にギザギザがある場合は鋸歯があると言います
これは一般の植物も同じです

食べられるシダ ①
2025-02-17
途中 陰湿な場所でウワバミソウの群生を見た。「おじさんミズブキ(ここではミズナあるいはミズブキと呼んでいます)たくさんあるよ、とりましょうか」「そんなものどこにでもあるから ほっときなさい」 シュン
ムベ(トキワアケビ)の花を発見 ムベの実はアケビより小さく熟しても裂開しません
不老不死の実「ムベ」は古代から昭和50年代まで皇室に献上されていました。今は献上していた町の努力で平成14年からまた献上が復活したそうです。
天智天皇が琵琶湖周辺の村に立ち寄った際、8人の子持ちの息子を持つ元気な老夫婦に出会い、「お前たちはなぜ、このように元気なのか」と尋ねたところ、老夫婦は「この地で採れる無病長寿の果物を毎年秋に食べているからです」と答え、果実を献上した。それを賞味した天皇が「むべなるかな(もっともだな)」と言ったとか
「おじさ~~ん」「これひょっとしてキンランの葉っぱじゃありませんか」 初めて見ます。ドキドキ
「そうだよ どこにでもあるよ 今度花が出た時 呼んでやるよ」 ガーン
どこにでもあるって
その葉っぱの近くにギンランの葉っぱもみつけました。「これはギンランの葉だよ 葉はキンランの葉よりも少し細く小さいよ。この方が少ないね」
初めてお宅にうかがった時、玄関に可憐なキンランの花が飾ってあり とても感動した記憶があります。あとで奥様に聞くと、おじさんが採ってきたものだそうです、当時おじさんは何て名前の花か知らなかったが、「きれいだったから」ということでした。
興奮しましたが、今日はワラビ採りだった。
アオダモの木はどうしたわけか両方とも見つけた記憶がとんでいる。不思議だ
ヤマトアオダモは高木で山地に生えますが、マルバアオダモは山の林に生えます。
またマルバアオダモの花は枝先に固まってつきます。能登島のものはマルバアオダモでいいのかな
今日は野草観察でなく ワラビ採りだったが
私は開業して間もないころ、ある雑誌の取材に応じ、「好物は」と聞かれた時「わらび、たけのこ、 こんかいわし」かなと答えた所、見ている人結構いるんですね
ここのわらび、ここのたけのこ、 ここのこんかいわしが一番うまいと言って、いろんな人からたくさんもらった記憶があります。
だが、わらびは この上質のものが一番おいしいです。

食べられるシダ ②
2025-02-18
森の中はうっそうとしていたが、木漏れ日が幾筋も差し込み、木漏れ日に映え、明るい黄緑の葉が株たちする姿が美しいクサソテツ。
風にたなびく様はとても美しい。明るくて湿り気のあるところに群生します。
これは成長したものでもう食べれませんが、この新芽がいわゆるコゴミと言われ 癖がなく、おひたし、天ぷら、油いためなどにして食べれます。
とてもおいしいです。
石動山周辺にたくさん採れますが 時期を逸するとすぐ大きくなり採りに行くタイミングが難しいです。
私は油いためにし、醬油マヨネーズで食べるのが好きです。

春の山菜取り
2025-02-19
よく晴れて、気温があがって、春の心が満ちる日、山桜を眺めながらの山菜取り。
木の葉の間を渡ってくる風がとても気持ちよかった。
