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アセビ(馬酔木)
2025-01-23
アセビの花の白さは異様に白くまぶしい。ツボの形をした宝玉のつながりに見え、とてもきれいだ。
馬酔木と書くのは、この木に毒性があり、馬がこの葉を食べると、足がしびれて酔ったようになるからだと言われている。
だが、馬が毒性のあるものを食べるかは疑問である。当てられた馬がかわいそうである。
毒性はあるが、香は意外と甘く、奥ゆかしい香りがする。
この辺で見られるものは、大概が栽植されたものだが
早春 伊豆の山を訪れた。
アセビのトンネルと標識があるところがあった。アセビの花の開花にはまだ早かったが、荒々しくねじれたアセビの木は破格のうつくしさであった。
山々は、まだ枯れ葉色だったが、早春の気持ちの良い風が吹いていた。
ツツジとタムシバ
2025-01-24
ツツジは葉が3枚輪生することにより、ミツバツツジと呼ぶ方が多いようだが、厳密に言うとそれは誤りです。
ミツバツツジは雄しべが5本のものをさし、その他のツツジは雄しべが10本です。
これも雄しべは10本あり、サイゴクミツバツツジと言った方がよい。
淡いピンクの花は枯れ葉色に染まった里山に 春の訪れをよろこびあふれる色合いである。
しかし、ここ石川県の里山では雄しべ5本のツツジはいまだかって見たことがない。
ヤマブキ
2025-01-25
ヤマブキは枝が細くジグザグに曲がり、大概少し湿った崖のようなところに垂れ下がるようにして、咲いています。
この色合いを何と言って表現しようか 黄色、いや濃い黄色? どの表現も当てはまらない美しさである。まさに、やまぶき色という表現をもってあてはまらない。
やまぶき色、ふじ色、すみれ色、桃色と日本の色名は植物を抜きにして考えることはできない。
桐の木
2025-01-26
淡い紫の花を枝先に多数集まって咲かせる桐(キリ)は日本で最も軽い(密度が低い)木です。早春の山でその色合いから、その姿は遠目でもすぐわかり、そこだけがポッと浮き出た感じで、他を寄せつけない高貴な美しさがあります。
かっては日本では女の子が生まれたら、桐の木を植える習慣がありました。育った桐で箪笥にして持たせてあげようという親心です。
日本人の美しい習慣でしたね
天皇家の家紋には桐が使われています。