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さー今日から始めよう身近に見られる秋・冬の山野草

2024-12-12
春になるとたくさんの山野草が見られます。それまで秋、冬に見られた山野草の整理をしよう
エノコログサ(イネ科)
アキノエノコログサ(イネ科)
 こけ採り名人について歩いたころは、ついていくのが精いっぱいで、野草観察などしたことなかったが、昨年亡くなり一人で歩くようになると、意外といろいろな花が観察できた。

 道ばたの草は季節の便りであり、それを眺めながらあるくのは好きだ。
道ばたにどこでも見られるエノコログサ 犬のしっぽのようで、温かみが感じられるものだ。
しかし、よく見ると左は穂が直立して、短めで、小ぶりです。一方 右は背丈も大きく、穂が垂れているのが特徴です。
左がコログサ(別名ネコジャラシ)で右がアキノエノコログサです。
  --2023.9.21 能登島--
 よく似たチカラシバ(イネ科)は花序は黒褐色で大きく、叢生して株となっています。
株がしっかり根ずいているため、容易にひきぬくことはできません。
周りのエノコログサに比べ、大きいですね
エノコログサは1年草だが、チカラシバは多年草です。 
 --2023.10.1 城山周辺の農道--


1年草:春に種子から芽生え、春、夏、秋のいずれかに花が咲いた後、実を結んで全体が枯れ、地面に落ちた種子だけで冬を過ごす草
多年草:毎年、茎や葉を出し、花を咲かせ、秋までに地上部は枯れるが、根や地下茎が多年にわたって生きている草

キツネノマゴ

2024-12-13
 一見地味ですが、よく観察するととても可愛らしい花を咲かせます。
茎は枝分かれしやや斜めに立ち上がりながら生え、高さは10cm~40cmぐらいで茎先から穂状花序をだし、7mmほどの赤紫色の花を2~3個咲かせます。葉は対生です。
奥ゆかしい花色ですね          --10月 城山--

キツネとつく花は他にキツネノボタンキツネノカミソリなどありますが、キツネがまだ身近に感じられた時につけられたんだろうね
花の真ん中に白い星形の模様が見られますが、これは蜜標といって、昆虫に蜜の場所を示すものです。
花穂には尖った苞が目立ち、茎は4角。
このふさふさと見える小さい苞が孫サイズのキツネの尾に見立てたことよりキツネノマゴとなったとか


オミナエシとオトコエシ

2024-12-14
オミナエシ (9月 城山)
オトコエシ (10月 能登島)
 秋の七草の一つであるオミナエシは万葉集や源氏物語に多くの詠んだ歌が残っています。歴史のあるかわいらしい花ですね
繊細で清楚な花姿が秋の野に揺れる様はどことなく儚げに見えます。
一方 右のオトコエシはオミナエシとよく似ていますが、花の色が白い点が大きく異なります。
また、オミナエシに比べて 茎がより太く、葉がより厚いことなど、全体的に逞しい印象です。

ニラ(ユリ科)

2024-12-15
 ニラは畑に植えられていますが、今では多く野生化して空き地やあぜ道に多く見られます。
花茎の先端に、半球形の散形花序をつけます。花弁は3枚だが、苞が3枚あり、花弁が6枚あるように見えます。

学生時代 少しお金がある時はニラレバ炒めをよく注文しました。おいしかったな~(^^♪


禅宗などの精進料理では五葷(ごくん)の一つとして忌避されています。
五葷(ごくん)とはネギ属のものでネギ、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ、ニラですが、私はどれも大好きです。
 --9月 城山--
花序(花のつき方) のお勉強
花柄があるのが総状花序 無いのが穂状花序
花柄が一か所より出るのが散形花序、段ちで出るのが散房花序

ベニバナボロギク と ダンドボロギク (キク科)

2024-12-16
ベニバナボロギク (9月 城山)
ダンドウボロギク (10月 城山)
 ベニバナボロギクダンドウボロギクも舌状花はなく、よく似ていますが、ダンドウボロギクの頭花は淡黄色で上を向き、葉は線形で長く、無柄です。
ベニバナボロギクはオレンジ色で下向き、葉は倒卵状長楕円形で頭大羽状に中裂し、短柄があります。

葉の臭いはベニバナボロギクの方が春菊のような香りがして好きですが、ダンドウボロギクの若葉は食用になります。
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